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平成16年年頭の理事長あいさつ |
| 皆さん、明けましておめでとうございます。
大変に穏やかな年末年始でしたが、国際的にはベトナム化するイラクへの自衛隊の派遣が行われ、その隣国イランでは死者4万人の大地震があり、国内では道路公団民営化と郵政民営化が実質的に反故にされ、不況の長期化で中小企業の犠牲の上に大企業の収支の改善が図られるなど、小泉改革がドンドン色褪せています。県内では市町村合併と徳山ダム建設などが官主導で強行されそうです。このように国の内外でも県内でも真摯な議論のないままに時代の決断が数多く行われています 。 来る4月には診療報酬のマイナス改定が控え、医療機関の経営は益々厳しくなりますが、医療費と介護費用の自己負担増加への潮流が厳然として存在し、年金負担の増額と年金支給の減額・先延ばし、消費税アップへの動きなど、いつの間にか生存の基本的要素に手がつけられ始めています。 こうした状況下、特定・特別医療法人及び社会福祉法人「博愛会」としましては、今年も地域の方々の健康不安・老後不安・子育て不安の解消に努め、「健康で生きがいあふれる町づくり」の一翼を担えるように職員一丸となって精進する所存であります。 今年の医療法人では、昨年の環境マネジメントの認証取得に続いて品質マネジメント(ISO9001)の認証取得を目指しています。また、外来待ち時間短縮のために2ヵ年計画でオーダーリングシステムの導入を予定しています。更に、新病院の基本設計の協議も既に始まり3年半後のオープンを目指して、実施設計・建設と進めてまいります。病院と一目で分かる外観を排し、「病院ではなく健院づくり」を行いたいと考えています。一方、宮代地区の社会福祉法人では、博愛長寿苑「美濃里」の一角に、この夏、特別養護老人ホーム「ゆのきがわ」がオープンし、来春竣工予定の高齢者向け有料賃貸住宅の着工も予定しています。これらの完成により既存の介護福祉施設・介護サービス機関との連携の下、垂井町は県下有数の「福祉の町」となるものと自負しています。 こうした状況下、昨年より全職員に自覚を促していることが二つあります。一つは業務改善のスピードアップ化です。各企業の業務改善への取り組みとそのスピードには凄まじいものがあります。医療・福祉業界も例外ではありません。われわれのご提供するのは「保健・医療・介護福祉」です。その「質の向上」ためには「タイムラグ」は許されないことです。もう一つは職員全員が「博愛会」の看板を背負っていることです。お客さんへのサービス不足を「博愛会」全体の責任に転嫁してはいないか? お客さんにとっては対応する職員一人一人が「博愛会」そのものであります。これらのことで自覚に欠けると思われた折には、ご遠慮なく指摘して頂けるようお願い申し上げます。 今年も皆さまの倍旧のご愛顧とご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げ、新年のご挨拶とします。 |
| 平成16年1月9日 理事長 |
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平成15年度初頭の理事長あいさつ |
| 特定・特別医療法人博愛会(昭和26年7月設立)と社会福祉法人博愛会(平成13年8月設立)は濃尾平野の西南端に位置し、東は大垣市(人口154、000人)、西は関ヶ原町(9、100人)にはさまれた岐阜県不破郡垂井町(29、300人)にあります。 市街地の北の郊外に位置する医療法人からは、北西に伊吹の嶺が、南東はるか遠くに岐阜・名古屋方面が眺望でき、すぐ前には 一級河川の相川(あいかわ)が流れ、その河川敷公園は住民の散策の場となっています。特に、毎年春には桜花と群泳する鯉のぼりでまさに春爛漫の趣を呈します。 また、南の郊外に位置する社会福祉法人は、西濃一宮の南宮大社の近く、南宮山の高台にあり、晴天時には乗鞍・御岳・木曽駒ケ岳・恵那山などの名峰からJR名古屋駅のツインタワーまでが眺望できます。 さて、新年度が始まりましたが、地元でも日本でも世界でも大変厳しい状況が続いています。 景気が一向に上向かないこと、株価の大暴落、早期退職勧告やベースアップどころか目減りする所得、大型チェーンストアによる価格破壊、大地震発生の予想、イラクへの米軍侵攻、北朝鮮問題など、良い話題は皆無であります。 医療福祉業界でも、国家財政の貧窮のために、4月から健康保険本人の自己負担が2割から3割へ増加し、40才以上の住民が負担する介護保険料も値上げされるなど、医療や介護という生存の基本要件の保障すら危うくなってきました。このような情勢の中、われわれは「地域の方々に選ばれる保健・医療・介護福祉の複合体になる」ことをスローガンに活動して参りましたが、特定特別医療法人と社会福祉法人の両法人とも、その前途に暗雲が垂れはじめています。 ところで、小生が博愛会の舵取りを始めて丁度丸10年が経過しました。京都、東京、京都、三重、滋賀で消化器外科医としての仕事を大いに愉しんできましたが、前理事長の体調の悪化に伴い、平成5年4月、医療機関経営のずぶの素人の小生が当時赤字に転落していた博愛会病院に着任しました。戻って来て一番ビックリしたことは、医療現場の職員が余りにも動かないことと 受付事務員をはじめとして職員の多くが「診て(看て)あげる」という意識でいることでした。そこで、外部の情報を取り入れつつ、職員のプロ意識の醸成と「診させて(看させて)頂く」とのサービス 精神の定着に努力を傾けて参りました。しかし、企業風土の改革は、今だ道半ばであります。 一方、めまぐるしく変わる厚生行政の趨勢を早目に見極め、@長期入院可能な療養型病棟の開設と病床数の削減(平成6年2月)、A新看護基準を取得し、ご家族の負担となる付添婦の排除(7年4月)、B給食業務の外注化(7年6月)、C託児施設のリニューアルと看護宿舎の増設(9年2月)、D全科予約診療(9年7月)、E介護老人保健施設「あいかわ」のオープン(9年9月)、F門前2店舗を招いての全面医薬分業(9年9月)、G特定医療法人(10年4月)と特別医療法人(12年4月)への移行、H在宅介護支援センター・訪問看護ステーション・訪問介護ステーションを統合した在宅ケアセンターの開設(13年3月)、I健診センター「博愛健康クラブ」のオープン(13年5月)など、矢継ぎ早に改革を進めて参りました。その間、循環器内科・呼吸器内科・消化器内科・透析内科・糖尿病内科・神経内科・小児科・外科・整形外科・眼科・脳神経外科・泌尿器科・皮膚科・放射線科の充実を図るとともに画像診断機器の更新・補充を行いました。経皮的椎間板蒸散治療(11年4月)、心臓カテーテルによる診断と治療(11年5月)、眼科手術(12年4月)などもスタートさせて地域のニーズにお応えしています。 昨年の3月には、日本医療機能評価機構による複合病院種別Aの認証取得、その後4月に介護老人保健施設「あいかわ」の日曜デイケアのスタートとグループホーム「ひなたぼっこ」のオープン、8月に社会福祉法人立の福祉複合施設「博愛長寿苑 美濃里」の完成、10月末にJR垂井駅南口に「はくあい内科クリニック」のオープン、今年3月には環境基準のISO14001の認証取得を行いました。いずれもハードな事業でありましたが、全職員の努力と両法人をご利用頂いている方々のご協力のおかげでこれらを無事完遂することが出来ました。誠に有難うございました。 今年度は、「博愛長寿苑 美濃里」に併設の介護老人福祉施設の着工、品質管理ISO9001の認証取得、町からの委託事業で、4月にオープンしたばかりの病後児保育所の立ち上げ、5月連休明けにスタート予定の、当院受診の方々やお見舞いの方々が気軽にご利用頂ける巡回バスの運行など、いくつかの事業を予定しております。 また、この秋には地域の方々に向けて、講演会の開催を予定しています。中壮年者の山登りがブームでもあり、講師には元日本山岳会会長と辺境民族の比較疾病学の専門家のお二方をお呼びする予定です。詳細が決まり次第、このホームページでもご案内します。皆さまの多数のご来場をお待ちします。 冒頭に申し上げましたように大変に厳しい時代ですが、今年度も健康不安や老後不安を解消し「健康で生きがいあふれる地域づくり」の一助になれるように、職員一丸となって頑張る覚悟です。皆さま各位の倍旧のご利用、ご協力、ご支援、ご鞭撻、ご叱正のほどを何卒宜しくお願い申し上げます。最後に両法人の今年度の運営方針と一昨年度末制定の法人訓及び職員心得をご紹介し、ご挨拶とします。 |
| 平成15年4月1日 特定・特別医療法人 博愛会 社会福祉法人 博愛会 理事長 浅野 元和 |
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